電源が入らない。起動しないノートパソコン

2012年1月11日

今までも、パソコンを落としたり、ジュースをこぼした訳ではなく普通に使っていた状態で、突然電源が入らない、電源を入れてもまったく起動しないパソコンの修理依頼はよくありました。
ですが、先月あたりからこのトラブルが急増しています。

特に決まった機種やメーカではないのですが
多くは2004~2006年くらい、つまり製造後3~5年が経過しています。
共通する症状は、ACアダプタを接続した状態で電源ボタンを押しても、まったく反応しないということです。
この時点で、電源ONのLEDが点灯し、CPUファンなどが一瞬でも回る場合は、
故障診断がまったく別になりますが、
電源がまったく入らない状況では、考えられる原因はいくつかあります。例えば、

1) 電源ケーブルの断線、不良。
→この場合はケーブル交換で簡単に解決。

2) ACアダプタ本体の不良。
→ACアダプタ交換で済むのでまだ簡単。

3) パソコン本体の電源ソケット部の不良
→これもよくあるトラブルですが、修理可能。

4) 電源スイッチの不良
5) 液晶パネル開閉スイッチの不良
→これも部品のみで修理可能。

6) マザーボードのどこかの不良
一瞬電源が入って、すぐ落ちるような状況の場合も、マザーボードが
原因であることも多いのですが、このような場合は、まず、不良個所の
特定に大変時間がかかります。

最近の故障では、1~5までチェックして、最後はマザーボードという場合が多いです。
そうなると、もう少しお金を出せば、新品の安いノートパソコンが買えるくらいの
見積もり金額になってしまい、結局修理をあきらめる場合が多くなります。
最近のパソコンは消耗品のような扱いになってしまい、修理屋としては、もったいない限りです

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