A) ほとんどの場合、日本のパソコンを使うために変圧器を持ってくる必要はありません。
ニュー ジーランドの家庭用電源電圧は218~242Vとされていますが、現在日本国内で販売されているノートPCのほとんどは240Vまで対応していま す。図のようにノートPCに付属のACアダプタ裏面に「INPUT:100~240V」と記載があれば、変圧器は必要ありません。ただし、コンセントの形 状はオーストラリアと同じ「ハ」の字(Oタイプ)なので、電源プラグに差し込む変換コネクタが必要になります。電源プラグ変換コネクタは日本でもニュージーランドでも安価で簡単に入手できます。
ただし、厳密に言うとアダプタとコンセントとの間の電源ケーブルの耐電圧は125Vが多く、定格を超える使用になります。古くて傷んでいる場合はPB Technologiesなどのコンピュータ取り扱い店で240V用のケーブルを購入したほうが良いでしょう。
プリンタや外付けハードディスクドライブなどの周辺機器については、100Vまでしか対応していない製品がありますので、100Vまたは110V用の変圧器が必要になる場合があります。製品付属のACアダプタなどの記載を確認してください。500W以上の大きな変圧器の取り扱いはNZでは意外と少ないため、Jaycar Electronics(ジェイカー・エレクトロニクス)やBestDeals(ベスト・ディールズ/通信販売)などで購入すると良いでしょう。ちなみにこの場合の変圧器は英語で「Step down transformer」と呼びます。
携帯電話やタブレットなどUSBケーブルを使って電源を供給している場合には、使用している電源(充電器)が240Vまで対応していれば変圧器なしでOタイプの変換コネクタだけで使用できます。100Vまでしか対応していなければ、NZで汎用のUSB電源(充電器)を購入するのが良いでしょう。
デスクトップPCの場合には、本体背面の電源部に110Vと230Vの入力電圧切替スイッチがあるか、どうか確認してください。あれば、これを230V側に切り替えればOKです。ない場合には必ず入力電圧についての記載を確認してから接続しましょう。